断乳初日。
朝起きたらまずおっぱいの娘。
このおっぱいで本当に最後。
そう、娘と自分に言い聞かせる。
そして、飲んでいる姿を主人に撮ってもらう。。
『おっぱいバイバイだね。今までたくさん飲んでくれてありがとう。たくさん飲んで、こんなに大きくなれたね。お姉ちゃんになったから、おっぱいはもうなくなって、今からあんぱんまんになるよ。』
そう告げて、娘が左右を飲み終えて私から離れた隙にいそいそとキッチンで絆創膏を貼る。
ムヒのあんぱんまんのキズテープLサイズ。←薄いフィルムでしっかり密着してかなりいいかんじ。
もう、戻れない。
いよいよ実感が沸いてくる。
おっぱいへの執着がものすごかった我が娘。それはそれはものすごいギャンギャン泣きを覚悟していた。
しかし、
いつも通りおっぱいが欲しくて服をめくってくると、おっぱいに貼ったあんぱんまんを見てキョトン顔。
すかさず、『おっぱいはなくなってあんぱんまんになったんよ。こんにちはして、よしよししてあげて。』と言うと、
なんと、
『ばーばーばー(恐らくあんぱんまんのこと)』と言って指をさして、よしよしして離れていった。
なんてこった。
まさかまさか
こんなにすんなりいくなんて。
そのあとも何度かそれを繰り返して、お昼からは主人と3人で外出。
いつもは車に乗ると後部座席で私にまたがり即座におっぱいを飲む娘。
今日はチャイルドシートに乗せて私は助手席に座る。
さすがにひとしきり泣いて、そして寝落ち。
昼食を大型施設のフードコートで食べて、そのままウィンドウショッピングをして、夕食も早め(16時半…)にファミレスで食べて、帰宅。
道中も、相変わらず、あんぱんまん作戦で切り抜ける。
帰りの車内では、
あんぱんまんを見たら微笑むくらいにまでなってきた娘。
そしてお風呂は主人が担当。
長時間の外出で歩きまくって疲れたのか、私がお風呂から上がるとものすごい勢いで抱きついてきて、抱っこするといちどあんぱんまんを確認して
『ばーばーばー(あんぱんまん)』と呟き、そのままあんぱんまんに顔を埋めて寝落ち。
あ、
あっけない。。。
夜間断乳はもう完了している娘にとって、断乳1日目はこれで終了。
おっぱいでごまかせない分、
今日はめいっぱい娘と向きあって遊ぶことができたように思う。
そのせいか、今日は娘の笑顔をたくさん見られた。
おっぱいをあげるかあげないかではなく、
きっと、そうゆうことが大切なんだ。
ただ、もうおっぱいはしないんだなぁ、終わりなんだなぁ、と、
しつこいほどに考えてしまう度に、何度も何度も泣きそうになる。
断乳は、母親にとっても試練だ。
すごくすごく好きな恋人との別れ、みたいな。
お互い好きなのに、大好きなのに、別れを告げなければいけない、みたいな。
思い返せば、
いつも携帯を触っていたし、時間所構わずのおっぱいコールにうんざりもしてた。
だけど、なによりも幸せな時間だった。
そんなことを考えながら
娘の寝顔を見て、
愛しさと寂しさがこみ上げる。
明日も頑張ろうね。