お母さんじゃない私。
だんだん暖かくなって日も長くなってきた。
娘が生まれた季節がやってくる。
去年の今頃、臨月に入って切迫早産での安静も解除になって、
『もういつでも出てきていいんだよ~』
なんて
お腹に話しかけながらゆっくりゆっくり時を過ごしてた。
もうすぐ会えるよろこびと、これから始まる子育ての日々にただただわくわくしてた。
初めての子供がもうすぐ生まれる妊婦のとき。
なんてプレミアムな時間だったんだろう。
思い出すな~。
そして今日、実家からの帰り道。
娘は後部座席のチャイルドシートで爆睡。
信号待ちのとき、コンビニ前の花壇に腰掛けて缶チューハイ呑みながら喋ってる若者たちが見えて、
なんだか、その光景がとてつもなく羨ましく思えた。
自由な時間。
なんだってできそうな夜。
四六時中娘と一緒な私は、今四六時中お母さんだ。
本来の私は、お母さんじゃな私の部分は、どこにいってしまってるんだろう。