sakumom

初めての子育て。愛する娘との奮闘日記。

離乳食食べない問題。

6ヶ月で意気揚々と始めた離乳食。

なんでも口にもってく娘。
そらもうおっきな口でおもちゃに食らいつく。

ごはん、さぞ喜んで食べてくれるものだろうと思ってた。

作るの面倒だな~
なんて。


なのに、なのに、口を開けてくれたのは初めて2日間だけ。
それ以降、日に日に食べてくれなくなって。

よく聞く『離乳食食べなくて~』のレベルにも達さないくらい、

強い意志での、開口拒否。

絶対に食べてやるものかと、逃げまどう。

それを追いかける私の顔はさぞ恐かっただろう。


味付けてみてもだめ。
レトルトもだめ。
手摑みおやきにしてもだめ。
果汁もだめ。
母乳混ぜてみてもだめ。
一緒に食卓を囲ってもだめ。
時間帯を変えてみてもだめ。

キッチンで、ペーストにしたかぼちゃのお皿に向かっておっぱい搾る姿は情けなさ過ぎてわらけた。

けど、食べてくれそうなことは思いつく限りなんでも試した。


7ヶ月の終わり頃、スプーンを見ただけで号泣するようになって、いったん辞め。

そんなに嫌なら辞めましょうって。

いったん食べること、綺麗さっぱり忘れましょう週間。


そして、9ヶ月手前で再開。

気まぐれだけど、なんとか口は開けてくれるようになって、

パンと、バナナと、ベビーダノンと、赤ちゃんせんべいは食べてくれると判明。

なんでもいいから食べてほい。

の悩みが、

バランスよく食べてほしい。
たくさん食べてほしい。

に変化。


お粥に野菜に鶏肉に白身魚に果物に、いろいろと準備はする。

出汁やら味噌やら醤油やらケチャップやらで味付けも変えてみる。

食べてくれたり食べてくれなかったり。

食べてくれても、ハムスターレベルの量で。

食べてくれないことが続くと、

作り方が下手なんだろうか。
食べさせる時間帯がいけないのか。
食べさせる姿勢がいけてないのか。
そもそもおっぱいを飲みすぎなのか。

と、もんもんもんもん。

このもんもんは、きっと娘にも伝わっているに違いない。


おっぱい飲んでるんだから、食べなくったっていいのさ。
と、日々自分に言い聞かせる。

だって、

今日も娘は元気に動いているもの。

細身ながらも、少しずつ大きくはなっているもの。


それで、よし。

なんだよ。

と言い聞かせる。

娘の誕生。幸せで過酷な日々のはじまり。

可愛い可愛い娘が生まれてはや10ヶ月。

はや?
いや、決して早くはなかったよね。

妊娠中夢見てたただただ穏やかで微笑ましい我が子とのうふふ生活は、
寝不足と腱鞘炎からスタート。


だってそんな現実、誰も教えてくれなかった。


産科病棟で働いてた私は赤子の泣き声に慣れてる。
赤ちゃんなんて泣くものよ~泣かしときゃいいのよ~
スタンスで、いけると思ってた。

新生児ひとりくらい余裕!むしろそれだけじゃ
暇を持て余すわ~
なんて思ってた。

のに、

我が子は違った。
とんでもなかった。

妊娠中私のたわごとを聞いて否定することなくうふふと笑ってくれてたうちの母親をはじめ世間のママ様達は、

『産んだら分かる』

こう思ってたに違いない。
今の私ならそう思う。

当時の私、どんまいすぎるだろ。



入院中からほんっとに寝ない子で、病室のソファで抱っこしておっぱいあげながらの姿勢で私も寝た。

完母推進の産院だったから泣き止ませるにはおっぱいしかなくて、そらもうひたすらに吸わせてた。

ひりひりしてても切れてても、吸わせてた。
(そしてそうこうしてるうちに哺乳瓶は一切受け付けてくれなくなった。)

夜は寝るってリズムがある程度ついてくるまでは(だいぶあと、しかも朝までぶっ通しはいまだ寝たことない)、夜がくるのが恐かった。


なんだか分からない漠然としたなにかに追われているような毎日。

それは、いのちを預かってるっていうとんでもない責任感なのか。
この子の全てが自分にかかってるっていうとてつもないプレッシャーなのか。
やるべきこと、やりたいこと、が思い通りに全然できないもどかしさなのか。
抑揚のない繰り返しの毎日への物足りなさなのか。


全部、かな。。


シャンプーしながら泣いて。
運転しながら泣いて。
紙オムツ洗濯してそこら中ポロポロのポリマーだらけになって泣いて。


けど、必死でおっぱい飲んでる姿が可愛くて。
無邪気な笑顔が嬉しくて嬉しくて。

全部の瞬間を切り取って置いておきたいくらい、愛おしくて。


こんなに小さくて大きい存在。

自分以上に守りたい存在。


まだ10ヶ月だけど、もう10ヶ月。

もう2度と戻らない娘との今を、大切に、大切に、楽しんで、一緒に成長していこう。


一緒にカフェでお茶できる日まであとどれくらいかな~